
取り扱い製品
周波数可変300GHz帯送信機・受信機
テラヘルツ関連やBeyond 5G/6G関連の研究にご利用いただけます。
![]() |
【特長】 ・広帯域・高出力・高速掃引に対応 ・逓倍方式を用いた300 GHz帯送受信機 ・優れた出力平坦度 【用途】 ・テラヘルツ波 FMCW レーダー ・テラヘルツ波分光測定 ・テラヘルツ波イメージング ・Beyond 5G/6G関連計測 |
標準システム構成図
送信機と受信機に入力する基準信号を生成するユニットと基準信号を分配するユニット、必要なケーブル等を取り揃えて納品します。お客様による細かな部品選定の必要はありません。
構成ユニット | 説明 |
300GHz帯送信機 | 基準信号源を逓倍して300GHz帯のテラヘルツ波を生成し、アンテナから放射します。 |
300GHz帯受信機 | 基準信号源を逓倍してローカル信号を生成し、送信機から放射したテラヘルツ波をヘテロダイン検出します。検出信号は中間周波数信号(IF信号)として出力します。IF信号出力ケーブルが付属します。 |
基準信号生成ユニット | 基準信号源、および専用電源で構成されます。送信機と受信機に入力する10-20GHz帯のチャープ信号や単一周波数の信号を生成します。 基準信号源には、制御ソフトウェアとPC接続用USBケーブルが付属します。PCは別途ご準備ください。 |
基準信号分配・調整ユニット | 電力分配・電力調整機構、高周波ケーブルで構成されます。基準信号の電力を分配および調整し、送信機と受信機に供給します。 |
主な仕様
主な仕様一覧
出力と帯域幅のそれぞれに特化した「広帯域タイプ(送信機・受信機分離型)」と「高出力タイプ(送信機・受信機一体型)」があります。
広帯域タイプ | 高出力タイプ | |
型番 | SD-FSTHz02-BB(-TX/RX) | SD-FSTHz02-HP(-TRX) |
送受信機構成 | 送信機・受信機分離型![]() |
送信機・受信機一体型![]() |
放射・検出周波数帯 | 330 - 500 GHz | 275 - 315 GHz |
最大出力電力 (典型値)注 |
0.5 dBm (1.1 mW) | 14.8 dBm (30 mW) |
雑音特性 | < 9 dB | < 12 dB |
基準周波数 | 11.46 - 13.12 GHz | 13.75 - 20.83 GHz |
導波管規格 | WR2.2 | WR3.4 |
最短周波数掃引時間 | 0.8 msec | 0.01 msec |
注:dBm = 10log10(mW)
出力特性
広帯域タイプは330~500GHzの広い周波数に渡り、優れた出力平坦度を有します。一方、高出力タイプは、15dBm(約31.5mW)と極めて高い出力を有します。
![]() 広帯域タイプ |
![]() 高出力タイプ |