
取り扱い製品
T線異物検査装置
異物検出の限界を超えた次世代の検査装置!
【特長】 ・T線でのイメージングにより優れた透視力と高い安全性を実現 ・軟質性異物、生体由来異物の検査が可能 【用途】 ・粉体中の異物混入検査 ・梱包済み製品検査 ・工業材料、工業製品の品質管理 |
T線(テラヘルツ波)は光と電波の双方の特長を持つため優れた透視力と分解能を達成し、従来の検査技術では困難であったプラスチックや毛髪、昆虫などの異物の検出を実現します。
※本装置は特注品であり、製品や生産ラインに応じて装置やソフトウェアの設計・開発工程が必要となります。弊社内にデモ用装置がありますので、ご希望の方はお問い合わせ下さい。
T線(テラヘルツ光)とは
T線(テラヘルツ波)は、光と電波の双方の特長をもつ電磁波であり、電波のような透過性の高さ、光のような化学的性質に敏感、被ばくの可能性がないため安全という特長を有しています。X線では低コントラストとなってしまう軟質性異物や生体由来異物を高感度で検出することが可能となります。
詳細は光センシング技術をご覧下さい。
T線(テラヘルツ波)で検査できる製品
T線(テラヘルツ波)を使用した製品の検査可否は、製品がテラヘルツ波を透過すれば検査が可能、透過しなければ検査が困難となります。製品のテラヘルツ波に対する透過性は、X線とは異なり製品の性質によって大きく左右されます。近年のテラヘルツ波の産業応用への取り組みの中で、テラヘルツ波はセラミックや紙、木材、プラスチック、粉体などの製品に対しよく透過するため検査できることが分かってきています。一方、水分を含む製品や金属で覆われた製品に対しては透過しないことが分かってきています。
表:テラヘルツ波の透過性.
テラヘルツ波が透過するもの | テラヘルツ波が透過しないもの |
セラミック 紙 木材 プラスチック ゴム など |
水分を含むもの 金属(アルミフィルムなど)で覆われたもの |
仕様・特性
検査方法 | テラヘルツパルスエコー法 |
テラヘルツ発振帯域 | 0.1 ~ 2.0 THz |
計測エリア | 70×70 mm(参考値) |
検出対象異物 | 金属、ゴム、ケイ素化合物、ウレタン、ポリ塩化ビニル、紙、虫など |
センサーヘッドサイズ | 300×336×281 mm |
検出例
【粉体中の軟質性異物の検出】
粉体中の異物の検出例です。X線異物検査装置では軟質性異物が可視化されませんが、T線異物検査装置では硬質性、軟質性に関わらず全ての異物が可視化されます。
図:軟質性異物の検出テストに使用したサンプル.
図:X線異物検査装置、T線異物検査装置での透視画像.
【粉体中の毛髪異物の検出】
粉体中の毛髪異物の検出例です。従来の検査装置では検出が困難な毛髪が、T線異物検査装置を使用すると可視化されます。
図:毛髪異物の検出テストに使用したサンプル.
図:T線異物検査装置での透視画像.
製品動画
粉体内の毛髪異物検査 |
粉体内の樹脂異物検査 |
関連製品
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